記憶は大きく「思い出す力」と「覚える力」から成り立っており、
「思い出す力」は歳とともに衰えていく傾向があるとされるものの、
「覚える力」は20代も60代も変わらないとされています。
覚えることも思い出すことも苦手になってしまった人もいれば、その逆の人もいる、そんな個人差が生まれる原因の一部は、普段の脳の使い方にあると考えられます。つまり、お身体と同じで、脳も工夫ひとつで若々しく保つことができるのです!
脳は新しい刺激を受けると、神経細胞の回路をつくるために活発に働き始めます。
しかし、そうした刺激にもすぐに脳は慣れてしまいます。
ですから、日頃から脳に軽い刺激を与え続ければ、脳は常に活発に動くのです。
「脳への刺激」と聞くと何だか難しい感じがしますが、
生活上に変化が起きれば、それが刺激となって脳に伝わりますので、
「いつもと違う道を歩く」「人と会話する」といった小さなことから始められます。